イサ工房

祈りを刻む、京北の石の造形

イサ工房は、京都市右京区京北の里山に工房を構え、石と向き合いながら石仏を彫っています。自然豊かなこの地の静けさの中で、石の声に耳を澄まし、一彫り一彫りに祈りを込める日々を重ねています。

石はただ硬い素材ではなく、時間や祈りを受け止める器だと感じています。代表作のひとつ「滝又の石佛」は、地域の歴史や信仰と向き合いながら制作した作品です。苔むす山あいの風景に溶け込みながらも、そこに佇むことで場の空気を静かに引き締める——そんな存在であってほしいと願い、鑿を重ねました。

伝統的な石仏の制作はもちろん、現代的なモニュメントや記念碑の制作にも取り組んでいます。それぞれの石が持つ質感や形、重みを活かし、石と対話するように造形を生み出しています。同じ石は二つとなく、その個性に寄り添いながら仕上げる一点ものです。

京北の自然や人の営みと響き合いながら、石に宿る祈りや時間をかたちにしていくこと。それがイサ工房の仕事であり、願いです。

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